先代会長も想像できないことが起きた…孫の鄭義宣現代自動車会長に迫る課題(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.08.13 11:33
問題は報賞と組織文化だ。世界的IT企業の報賞体系と現代自動車の溝は大きい。現代自動車の立場では払うお金がないのではなく、労使合意により全社員に一括適用する現代自動車の報賞体系を変えるのが困難なためだ。こうした給与体系は全社員の平均年俸を高める効果はあるが、個人の成果に基づき確実な報賞を望む世界的人材を迎え入れるには障害だ。現代自動車の元人事担当者は「IT人材は多額の成果給を望むが現代自動車の報賞体系は平等主義的なため海外の修士・博士出身IT人材は現代自動車を選ばない」と話す。
機械工学専門家中心の組織文化もIT分野の人材を迎え入れるのに障害に選ばれる。鄭会長は「私たちはIT企業よりもっとIT企業らしい所にならなければならない」と話してきた。しかし現代自動車ではエンジン車専門人材のパワーが依然として強大だ。「機械工学vs電子工学」に象徴される社内の新旧勢力対立がある点も同社関係者らは否定しない。