【コラム】2次入隊を勧める中国社会
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.08.12 14:58
この夏、中国で2次入隊を勧める内容が人民日報など中国国営メディアやソーシャルメディアなどに大々的に掲載され、関心を集めている。台湾解放という統一戦争を控えて軍事力を拡充するレベルなのか、それとも青年失業問題を解決するための就職対策の一環なのかなどと、さまざまな声が出ている。米国は疑いの視線を向けている。デビッド・トレチテンバーグ元米国防次官は「2次入隊は中国の戦略的総動員の一部分ではないか」と解釈する。
しかし米国に居住する中国の反体制人物の魏京生氏は戦闘力の強化よりも就職難を解決する目的とみている。中国は現在、兵力資源が不足した状態でないということだ。また2次入隊者の分布が陸軍、海軍、空軍を問わず幅広いため、特定の兵種を強化するレベルでもないからだ。それよりも昨年20%を超える最高の青年失業率になるほど厳しい就職難を解消するための性格が強いということだ。