「アジア戦争」起きたわけでもないのに…韓日台の証券市場、最悪の大暴落(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.08.06 07:20
ここにエヌビディアが打ち上げた「AIバブル論」も投資心理を急速に冷え込ませた要素に挙げられる。ロイター通信は4日、「エヌビディアの設計ミスにより次世代AIチップ新製品『B200』の発売が3カ月以上遅れる恐れがある。これはマイクロソフト、グーグル、メタにも影響を及ぼしかねない」と報道した。この製品に使われる第5世代広帯域メモリー(HBM3E)を供給する予定のSKハイニックスなど韓国の半導体生態系にも悪影響が及ぶ可能性がある。こうした懸念により2日に主要技術銘柄で構成されたナスダック指数は2.43%、フィラデルフィア半導体指数は5.18%下落した。この余波で5日にサムスン電子は10.3%、SKハイニックスは9.87%下落した。
現代自動車証券リサーチセンター長のノ・グンチャン氏は「エヌビディアの新製品サイクルに対する不信が生じ、これまで景気の流れと関係なく株価が上がっていた半導体供給網企業の株価が揺れ始め、指数全体に影響を及ぼしたもの。エヌビディアが4-6月期の業績発表(28日予定)で市場の懸念を払拭させるまでは半導体と韓国証券市場に否定的な影響が続くだろう」と分析した。