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韓国驪州で気温40度…週末まで窒息しそうな猛暑(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.08.05 10:29
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猛暑が強まり5年ぶりに昼間の最高気温が40度まで上昇した。韓国気象庁は4日午後3時33分に京畿道驪州市占東面(キョンギド・ヨジュシ・チョムドンミョン)に設置された自動気象観測装備(AWS)が気温40度を記録したと明らかにした。AWSの気温が40度を突破したのは2019年8月5日に安東市(アンドンシ)で記録してから5年ぶりだ。

気温が上昇したことで被害も急増している。慶尚南道(キョンサンナムド)など全国で温熱疾患関連の死亡者が相次いだほか、プロ野球の観戦にきて温熱疾患を訴える観客が救急車で搬送されるケースもあった。

 
驪州市AWSの記録は公式記録(代表観測所気温)ではない。公式記録で40度を超えたのは「最悪の猛暑」と呼ばれる2018年と1942年の2回だけだった。だが猛暑が予想される期間がまだ1週間以上残っており、気象学会では気温最大値を更新する可能性があるとみている。2018年には江原道洪川(カンウォンド・ホンチョン)で過去最高となる41度を記録するなど、北春川(チュンチョン)、忠州(チュンジュ)、楊坪(ヤンピョン)、義城(ウィソン)で昼間の最高気温が40度を超えた。それまでは1942年8月1日に大邱(テグ)で記録した40度が最高記録だった。

4日の驪州に続き楊坪で39.3度、安城(アンソン)で38.7度、竜仁(ヨンイン)で38.6度など京畿道の昼間の気温も38度を超えて今年の最高気温を記録した。ソウル・鍾路区松月洞(チョンノグ・ソンウォルドン)にあるソウル代表観測所では昼間の最高気温が36.2度を記録して今年のソウルの最高気温を更新した。

気象庁は江原道と慶尚北道(キョンサンブクド)北東部の山間部周辺、済州道(チェジュド)の山間部を除いて全国に猛暑警報を発令した状態だ。猛暑警報は最高体感温度が35度以上となる天候が2日連続することが予想される時に発令される。ソウルは12日、江陵(カンヌン)は17日、済州は20日に相次いで猛暑特報(警報または注意報)が発令された。熱帯夜もソウルが14日連続、江陵は16日連続、済州は20日連続を記録している。

◇プロ野球で観客倒れ、試合相次ぎ中止

気象専門家らは今年の猛暑が2018年の記録を超える可能性があるという見通しも慎重に出している。当時のようにチベット高気圧と北太平洋高気圧が同時に韓半島(朝鮮半島)を覆った状態であることに加え、当分2つの巨大高気圧に変動の兆しが見られないためだ。

民間気象会社Kウェザーのイ・ジェジョン部長は「猛暑が今週にピークに達し、各地で40度の猛暑を記録するとみている」と話した。

4日から6日にかけて全国各地で雷を伴った5~40ミリメートルの夕立が降る見通しだが、夕立ちが過ぎ去ると湿度が上がり体感温度はさらに高く維持される見通しだ。ただ西太平洋で発達する台風の大きさと移動ルートによっては猛暑が激しくなったり鈍化したりする可能性があると専門家らは予想した。

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