【中央時評】アジアの時代、韓中日は準備しているのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.08.02 16:04
韓中日の東アジア3カ国が人口減少、生産性低下、低成長という大きな壁にぶつかっている。勢いがあった中国の高成長は2020年代に入って弱まり、2010年代の平均成長率7.7%から過去4年間は4.7%に下がった。その結果、中国の世界経済成長への寄与率も2010-19年の32%から2020-23年には24%に低下した。中国の経済活動人口はすでに2015年から減り始め、投資率は依然として高い水準だが、それ以上は増えていない。これを補完すべき生産性は2010年代以降、下方傾向が続いている。中国政府は最近また財政、信用拡大を通した浮揚策を出しているが、これは一時的な効果にとどまるだろう。
30年ほど前、日本がすでにこのような道に入った。貿易制裁、プラザ合意などで米国の牽制が強まり、高齢化が始まって成長が弱まると、財政と通貨の拡大を通じて景気浮揚を図ってきたが、バブルと危機ばかりを助長し、長期沈滞から抜け出せなかった。構造改革が遅れ、生産性が低下し、2010年まで守ってきた世界2位の経済大国の地位はいまやインドにも追い越され、世界5位の経済に落ちることになった。安易な財政金融拡大に依存し、国家負債比率は世界最高になった。