「どこから撃ったのか」探す間に北朝鮮のドローン撃墜…「韓国スターウォーズ」新武器公開(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.07.31 15:42
ただし長所が多くてもレーザー武器を「ゲームチェンジャー」と見るにはまだ早い。雲が多かったり、反対に日光が強すぎると標的を精密に捉えられないなど気象状態の影響を強く受ける。1射につき1つのターゲット以外に対応できないなど補完要素も多い。ここでまだ戦術級誘導弾を撃墜させるほどの出力は米国など先進国も確保することができていない。数百億ウォンに達する開発費を考慮した時「本当に高コスパの武器なのか」という指摘も出る理由だ。
米国は1983年ソ連の核・ミサイルを抑制するための戦略防衛構想(SDI)を樹立して衛星からレーザーで大陸間弾道ミサイル(ICBM)などを無力化する方案を検討した。「スターウォーズ計画」とも呼ばれたが、当時は技術的限界で実現することができなかった。米国は2030年までにメガワット(MW)級レーザー発電機の開発を目指している。