【グローバルフォーカス】トランプ氏かハリス氏かの予測より緻密な対応戦略が先だ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.07.31 15:07
米国大統領選挙(11月5日)まで100日も残っていない状況で選挙戦が揺れ動いている。バイデン大統領の民主党候補撤退論を触発した6月27日の最初のテレビ討論会、トランプ前大統領が暗殺危機を免れて強靭な指導者の姿を演出した7月13日のペンシルベニア州選挙演説と共和党候補指名、バイデン大統領の7月21日の電撃的な候補撤退まで。この1カ月間、超大型の変数が続いて米大統領選挙局面が未曾有の「視界ゼロ」状態に入った。
銃撃事件以降、共和党はバイデン氏の撤退による得失を計算しながら、民主党候補として事実上確実視されたハリス副大統領側に攻撃の焦点を移す状況を迎えた。民主党はトランプ氏の当選を防げるという希望から高まった熱気が党の内外で強く感じられる。有力な大統領選挙候補らが次々とハリス氏支持を表明する中、ハリス氏はバイデン氏の候補撤退宣言からわずか2日後に候補選出に十分な支持(代議員の3分の2)を確保した。