<パリ五輪>メダル候補に含まれなかった…済州出身のオ・イェジン、射撃女子エアピストルで金メダル
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.07.29 07:07
2024年パリオリンピック(五輪)でサプライズで金メダルを獲得したオ・イェジン(19・IBK)は、すぐに冷徹な勝負師から10代の少女に戻った。そして、熱い涙を流した。28日(韓国時間)、フランス・アンドル県のシャトールー射撃センターで行われた射撃女子エアピストル10メートル決勝で、オ・イェジンが金メダルを獲得した。一緒に出場した先輩のキム・イェジ〔32、任実(イムシル)郡庁〕と最後まで競争した末、五輪決選新記録(243.2点)で1位になった。キム・イェジは合計241.3点で銀メダルを獲得した。
オ・イェジンは大韓射撃連盟さえメダル候補に選ばなかった選手だ。国際大会の経験も多くなく、キム・イェジに隠れ、今回の五輪は「次へ向かうための舞台」程度だった。実際、連盟のメダル候補リストにオはいなかった。「災い転じて福となす」ことになった。誰も注目せず、落ち着いて大会を準備した。オを指導したIBK企業銀行射撃団のチェ・グンベ監督(54)は28日、中央日報との電話インタビューで、「最近のワールドカップ(W杯)の成績はキム・イェジが優れていたが、オ・イェジンも流れが良かった」とし、「集中力が優れており、決戦に出れば必ずメダルを獲得できると信じていた」と話した。「今日もリードすることになれば、絶対に流れを明け渡さない勝負師の気質が輝いた」と伝えた。