漁船転覆めぐる中台対立が収拾局面に…3中全会後に中国の台湾政策に変化の兆し
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.07.24 17:24
2月に金門島海域で発生した中国漁船転覆事故をめぐり対立を生じさせてきた中国と台湾が最近円満な解決に向けた合意に至ったと24日に台湾メディアが報道した。これにより転覆事故後に金門島海域で行われてきた中国海洋警察船の常時パトロールと台湾漁船拿捕などの緊張局面が緩和されるか注目される。先週開かれた中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)後に中国の台湾政策関係者が両岸の経済交流を強調しながら中国の台湾政策が強硬策から包容中心に変化が始まったという分析も提起された。
台湾メディアの報道によると、両岸政府代表は24日に金門島で会い、事故の経緯、賠償額、謝罪方法などを含む合意文に署名し、事故で死亡した中国漁民2人の遺体と漁船を返還する予定だった。ただこの日は台風3号により中国と金門島を往来する船舶の運航が中断され行事が一時延期されたと台湾の中央社が報道した。