【コラム】現代車の継続雇用が「実験」を越えるには=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.07.24 15:31
すでに10年が経過した。蔚山(ウルサン)広域市蔚州(ウルジュ)の高麗製鋼彦陽(オニャン)工場を取材したことがある。自動車に入る特殊線材を生産するところだが、満60歳(当時は55歳)定年退職者を「新入社員」として再雇用するのが特徴の会社だ。働く意思があり、身体検査に合格すれば、全員が正規職として採用される。定年は特にない。いや、「体力が限界に達するまで」だ。
同社の「定年のない工場」実験は2008年に始まり、今年で17年目となる。現在もここで30人が勤務中だ。最高齢者は満70歳。一日8時間勤務が原則であり、残業は認められない。昨年の売上高は108億ウォン(約12億円)。職員の平均年俸は4000万ウォンをやや超える。同社の関係者は「作業熟練度が高く、お互い息が合うのでうまく運営できている」伝えた。