韓国現大統領夫人では初めて検察出頭…尹大統領、リスク減らして国政まい進か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.07.22 11:46
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の夫人・金建希(キム・ゴンヒ)氏が土曜日の20日、ドイツモータース株価操作およびブランド品バック授受疑惑に関連してソウル中央地検に出頭し、12時間ほど対面調査を受けた。現大統領の配偶者が個人の不正容疑で捜査機関に召喚されて調査を受けたのは憲政史上初めて。政界は金氏が電撃出頭した背景について、尹大統領と与党に圧力となってきた「金夫人リスク」を一部取り払おうという意図があるとみている。任期の折返し点を控えた尹錫悦政権が国政運営推進動力を確保するための必要条件を満たそうとする動きということだ。
初めてのことであり政治争点であるだけに、大統領室は捜査介入という声に巻き込まれないよう慎重な態度を維持した。大統領室の関係者は21日、記者らに対し「検察が捜査中の事案について大統領室が直接言及するのは不適切」とし「(金氏の)法律代理人が立場を明らかにすることで整理された」と伝えた。この関係者は金氏が検察にブランド品バックを提出したかについて「法律代理人側で確認が必要なこと」とし、金氏の召喚を大統領室がいつ知ったのかについても「適切な時点に知った」とだけ答えた。大統領室の関係者は「金氏個人の問題であり、大統領室の参謀と相談する問題ではない」とし「大統領室では言及する事項がない」と強調した。