今日から病院が自動で出生届、「無戸籍赤ちゃん」なくす=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.07.19 15:22
韓国では赤ちゃんが生まれれば病院が自動で出生事実を地方自治体に知らせる「出生通知制」が19日から施行される。妊婦が仮名で出生を通知して養子縁組の手続きなどを踏むことができる「保護出産制」も同日から施行される。出生が届けられず放置される「無戸籍赤ちゃん」を防止するという趣旨だ。
この2つの制度は昨年水原(スウォン)のある家庭の家の冷蔵庫から殺害された嬰児が発見された事件を契機に施行にはずみがついた。韓国政府が2015~2022年に出産の記録はあるが出生届が出されていない児童2123人を全数調査した結果、249人が死亡していたことが分かった。曺圭鴻(チョ・ギュホン)保健福祉部長官は18日の会見で「今までは(保護者が)出生届をしなければ児童の所在と身元を把握するのが難しかった」とし「出生通知制で病院・医院で生まれるすべての児童を把握して保護することができるようになる」と話した。