【社説】国家の分裂をあおる過激ユーチューブの規制が急がれる=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.07.18 16:07
衝撃的だった与党「国民の力」暴力事態(15日)を起こした関係者が政治ユーチューバーであることが判明した。国民の力は忠清(チュンチョン)圏合同演説会で暴力事態を起こしたユーチューバー3人を16日、警察に業務妨害容疑で告発した。国民の力側によると、元喜龍(ウォン・ヒリョン)候補を支持するユーチューバーAさんは、韓東勲(ハン・ドンフン)候補が演説する途中、何度も「裏切り者」と怒鳴りつけた。すると韓候補を支持するユーチューバーBさんがAさんに攻撃を加えて小競り合いに発展した。ここに元候補を支持する別のユーチューバーCさんまで入ってきて乱闘が広がったというのが骨子だ。
ユーチューバーによる乱暴事件は昨日今日始まったものではない。ところがこれまで党外勢力の影響が相対的に少なかった保守陣営でもこのような事故が起こったことは、政界全体が低質ユーチューバーにひどく汚染された状態であることを物語っている。政治ユーチューバーが急増したのは政派的メディアを必要とする政治家と利害関係が合致したためだ。新聞・テレビのような伝統メディアは主張よりも客観的ファクトを優先視し、特定集団ではなく全国民を報道対象として想定しているため論争的事案に対して検証を重視して中立的姿勢を取る場合が多い。