チェコに秘密特使を送った尹大統領…親書に原発「パッケージ支援」盛り込んだ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.07.18 13:37
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が先週、米ワシントンで開催された北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席する間、安徳根(アン・ドクグン)産業通商資源部長官が原発建設受注のための尹大統領の親書を持ってチェコを秘密特使として訪問していたことが18日、確認された。尹大統領は同じ時期、NATO首脳会議でチェコのパベル大統領と会い、チェコ原発建設に対する韓国企業の参加を要請するセールス外交をした。
チェコ政府が17日(現地時間)、韓国水力原子力を24兆ウォン(約2兆7000億円)規模の新規原発建設事業(ドコバニ5・6号機)の優先交渉対象者に選定するまで、韓国政府はチェコを相手にあらゆる説得作業をした。与党関係者は18日、「ライバルのフランスに知られてはいけない状況で、安長官が秘密裏にチェコを訪問し、現地の政府関係者と幅広く接触して韓国原発の優秀性を伝えた」と話した。韓国が大規模原発事業の受注に近づいたのは、2009年のアラブ首長国連邦(UAE)バラカ原発受注以来15年ぶりだ。