トヨタとホンダは日本回帰、現代自動車は海外へ…道に迷う「リショアリング」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.07.18 10:31
現代(ヒョンデ)自動車は昨年12月、ロシアのサンクトペテルブルク工場を現地企業に売却した。同じ時期に中国の重慶工場も売却した。2021年には北京第1工場も売却している。今年は常州工場も売却する計画だ。代わりに現代自動車は昨年8月にインドで年産13万台規模のゼネラルモーターズ(GM)の自動車工場を買収した。インドネシアでは電気自動車増産に向けた工場設備工事を進行中だ。米国では下半期中の稼動を目標にジョージア州サバンナに年産30万台規模の電気自動車専用工場を作っている。国際情勢の不確実性が大きいロシアと中国への投資を減らす代わりに、東南アジアや米国などで生産拠点の新たに構築する姿だ。韓国は選択肢から抜けている。
これと違い日本の自動車業界は数年前から「メイド・イン・ジャパン」の風が吹いた。ホンダは23年間運営してきたメキシコ工場を2016年に埼玉県に移した。トヨタは2017年に米インディアナ州工場で作ったベストセラー中型セダン「カムリ」のうち年10万台の生産分を愛知県の工場に移した。日産は2017年に北米で生産していたスポーツ多目的車(SUV)の一部を日本工場に回した。日本メディアは日本の自動車メーカーの国内回帰について、安い人件費を求めて海外に進出した日本企業が円安、供給網不安、経済安保意識強化、日本製に対する消費者の信頼により国内に回帰する事例が続いていると報道した。