韓国、海上風力事業に風が吹く…GSが3000億ウォンの投資準備
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.07.10 11:02
世界的に海上風力市場が初期段階を過ぎ、各国の支援政策により「成長の時代」を迎えている。韓国国内だけで2030年までに100兆ウォン(約11兆6484億円)近い規模の海上風力建設市場が開かれる見通しだ。企業はこの市場を先取りするため積極的な投資に乗り出している。
GSグループのエネルギー設備資機材製作メーカーであるGSエンテックは海上風力下部構造物生産に向けた自動化設備導入などに向け3000億ウォンを投資する計画だと9日に明らかにした。GSエンテックは石油精製・石油化学プラント用化工機器(石油化学物質の貯蔵・混合などに向けた機器)を作るメーカーだ。GSグループの親環境未来事業戦略に基づき、海上風力構造物事業者へと転換するために今回の投資を計画した。GSエンテックは2022年に海上風力下部構造物のひとつであるモノパイル市場で世界最大手のオランダのシフと技術ライセンス独占契約を締結し、海上風力構造物事業者への転換を準備してきた。