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中国が反発した太平洋の「撃沈訓練」…今年は韓米共同作戦で行う(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.07.09 17:57
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これと関連して、「李範奭」のイ・ドヨプ艦長は、「この訓練は仮想の敵国ないしは権威主義国に対する武器実射と戦力顕示に焦点が合わされている。リムパックは特定国を念頭に置いた訓練ではない」と強調した。彼は「今回の訓練は韓国海軍の潜水艦部隊が発展させてきた合同作戦能力を強化するという意味が大きく、このため100回以上の独自訓練を進めた」と付け加えた。

リムパックを総括する米海軍第3艦隊のジョン・ウェイド司令官もリムパックが中国を狙うように見えることを警戒する。米軍事専門紙の星条旗新聞は先月27日、リムパック外信記者会見でウェイド司令官が「台湾と中国の関係と関連して提起された多くの質問に答えることを拒否した」と伝えた。ただウェイド司令官はこの席で、中国が「国際規則、規範、基準を順守しようとする意志が弱く」今年のリムパックに招待されなかったと明らかにした。

 
◇「リムパックの心臓部」太平洋戦闘指揮所を訪れると

米海軍は8日、韓国の取材陣に真珠湾フォード島の太平洋戦闘指揮所(PWC)も一部公開した。ここはリムパック期間に連合機動部隊司令官をはじめとするリムパック参謀部が29参加国の訓練と作戦計画を調整し評価する所だ。米インド太平洋司令部傘下太平洋戦区の訓練・危機管理に向けた施設だ。

この日PWCのテレビ会議室に入ると、正面左側上段に8個の電子時計パネルが目に入った。協定世界時と韓日、米アラスカ、アンカレジなど特定地域とともに台湾の現在の時刻も表示された。今年のリムパックに参加しない台湾の時刻をリアルタイムでモニタリングしているということ自体が米国の関心事を反映したものいえるかもしれない。

ここで行われた韓国メディア向け会見で、リムパック関係者は「2022年のリムパックの際は機雷戦など一部の訓練をカリフォルニア海域で行ったが、今年のリムパックはすべての訓練をハワイ(太平洋)で進める点が特徴的」と強調した。実戦性をより強調するという意味と読み取れる。

これに加えて今年のリムパックで参加国は仮想の国「グリフォン」と「オリオン」などを想定して戦術訓練を進めるというのが同関係者の説明だ。戦術訓練段階では撮影訓練も予定されているが、リムパックだけの独特なイベントだ。リムパックに参加する全海空軍戦力が一堂に会して「団体写真」を残す訓練という。有事の際のリムパック参加国の共同対応への意志を示すと同時に競争勢力に戦力を誇示する次元だ。

中国が反発した太平洋の「撃沈訓練」…今年は韓米共同作戦で行う(1)

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