KDI「韓国経済、内需回復傾向見えず景気改善はやや微弱」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.07.09 11:47
国策研究機関である韓国開発研究院(KDI)が韓国経済に対し「内需回復傾向が表面化できず景気改善傾向がやや微弱な姿」と診断した。「景気改善の流れが続くだろう」と予想した韓国政府の状況判断よりも慎重な評価だ。
KDIは8日に発表した「経済動向7月号」で、景気改善の流れが「微弱だ」という表現を使った。今回のKDIの総評は先月と比較しても慎重だ。先月の景気診断でKDIは「景気がやや改善されている」とした。KDIが続けて言及している内需不振問題は厳しい状況だ。KDIは内需不振の原因のひとつとして「高金利」を挙げている。KDIは「高金利基調が続いていることから内需は回復傾向を見せられずにいる」と指摘した。KDIは5月にも報告書を通じて「金利政策の内需に対する波及の時差を考慮し先制的な通貨政策を遂行する必要がある」と主張した。