「大雨降るというのに堤防板がない」…浸水の悪夢に震えるソウル市民
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.07.01 13:50
ソウル瑞草区(ソチョグ)のAマンション団地は2022年いわゆる「集中豪雨」時に大きな浸水被害を受けた。人命被害はなかったが地下駐車場の入口が完全に水に浸り、屋根だけが辛うじて水の上に出た車が少なくなかった。しかし30日に訪れたこのマンションは依然と団地外部から流れてくる水を遮断する治水板(堤防板)を設置していなかった。地下駐車場に入る入口に土嚢10袋ほどが寂しく積まれていた。
該当マンションに住んでいる大学生のキムさん(24)は「地下駐車場に堤防板がないことを今さらながら知った」とし「梅雨期になれば地下駐車場の浸水で人命被害が発生したというニュースを聞くが、土嚢だけで被害を防げるのか心配」と話した。マンションを管理する企業側の関係者は「マンションの構造のため、地下駐車場だけに堤防板を設置することはできない」とし「万一の場合に備えて揚水機ポンプを準備しておいた」と話した。