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バイデン辞退論、民主党大混乱…オバマ・ジル夫人「交代はできない」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.07.01 07:46
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米国の「アンチトランプ」(トランプ反対)陣営が大きな混乱に陥った。先月27日(現地時間)、大統領選候補による1回目のテレビ討論で完敗したバイデン大統領候補(81)の交替論をめぐってだ。ニューヨーク・タイムズ(NYT)やワシントン・ポスト(WP)など反トランプ志向の米主流メディアや進歩陣営では「バイデン交代論」が拡散していて、大統領選挙敗北危機感に包まれた民主党内からは候補交代の動きが捉えられている。だが、一部からは「無益な論争」という反論もある。何よりバイデン本人の突破意志が強い。

討論会以降、バイデン大統領は候補自主辞退論を一蹴した。バイデン氏は29日、ニューヨーク州イースト・ハンプトンで開かれた選挙資金募金行事で「討論に対する皆さんの懸念を理解している」としつつも「私は良い夜を送ることができなかったが、トランプも及ばなかった」と話した。続いて討論の後、かえって支持率がやや上昇したと紹介して「我々が選挙で勝つことを約束する」と付け加えた。

 
前日ノースカロライナ州ローリーで開かれた遊説集会ではノータイにボタン2個を開けた姿で現れて熱弁をふるった。バイデン氏は「私は以前ほどうまく歩くことができず、流ちょうに話すことができず討論が上手ではない」と認めた後、「だが間違ったことと正しいことを区別することはでき、この仕事(大統領職)をどのように遂行するのかをよく知っている(I know how to do this job)」と力説した。また「倒れた時に再起する方法を知っている」と言うと、支持者は「4年もっと!」と叫んだ。

この日、ジル夫人は「VOTE(投票を)」という文字がプリントされた黒いワンピースを着てバイデン氏と共に登場して「バイデンは真実を述べ、トランプはうそを繰り返した」とし、バイデン氏に対する確かな支持を表明した。

◇ボブ・ウッドワード氏やフリードマン氏「バイデン氏、辞退を」…党内から交代懐疑論も

民主党内で影響力が大きいバラク・オバマ氏やビル・クリントン氏など前職大統領もバイデン氏に力を加えた。オバマ氏は先月28日、X(旧ツイッター)に「討論の結果が悪いこともある。だが、今回の選挙は真実を話して正しいか正しくないかを知っている人と、自身の利益のためにうそを繰り返す人のうち、誰を選択するのかがカギ」としながら「昨夜もその事実は変わらなかった」と書いた。

クリントン氏もXを通じて「討論に対する評価は専門家に任せるが、重要なのは事実と歴史」とし「バイデンは過去3年間、確固たるリーダーシップを通じてトランプが残したどん底から米国を救った」と強調した。

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