【コラム】韓ロ関係、危機管理をする時
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.06.26 14:26
韓国とロシアが互いにレッドライン(禁止線)を越えるなという警告発言を続けている。ロシアのプーチン大統領が火ぶたを切った。プーチン大統領は19日、北朝鮮の平壌(ピョンヤン)で金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と共に「朝ロ包括的戦略パートナーシップ条約」を結んだ。「どちらか一方が武力侵攻を受けて戦争状態になれば直ちに軍事援助を提供する」という内容が盛り込まれたこの条約で、両国の同盟関係を28年ぶりに復元したという評価を受けた。これに先立ちプーチン大統領は5日、世界の通信社に向けて「韓国がウクライナに武器供給をしていないことに深く感謝する」と述べた。プーチン大統領が韓国に融和的ジェスチャーを送ってから2週間後、北朝鮮と事実上同盟関係を復元し、韓国は意表を突かれる格好となった。
韓国政府が20日の国家安全保障会議(NSC)会議後に「対ウクライナ武器支援再検討」という強硬姿勢を見せると、プーチン大統領は「殺傷武器をウクライナ戦闘区域に送れば、これは非常に大きな失敗になるはず」とし「北朝鮮に対する超精密武器供給を排除しない」と述べた。