中国、EUの電気自動車関税報復予告に…独「EUの扉は開かれている」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.06.24 11:25
中国製電気自動車(EV)に対し高率の関税賦課を予告した欧州連合(EU)に中国が報復措置を警告した。EUは今月初めに中国の不当な補助金支給を理由に現行10%の中国製電気自動車に対する関税に最大38.1%の相殺関税を追加で課すと発表した。相殺関税とは輸出国が補助金を支給して輸出した商品で輸入国の産業が被害を受ける場合、これを不公正貿易行為と見なして付与する一種のペナルティだ。これに対抗し中国がEU産豚肉などに対する反ダンピング調査で対抗して双方の対立はさらに深まる様相だ。
中国国営新華社通信が23日に伝えたところによると、前日北京では中国とドイツの気候変動グリーン転換に関する1回目のハイレベル対話が開かれた。この席で中国国家発展改革委員会の鄭柵潔主任が「EUの中国製電気自動車に対する関税引き上げは他人に害を及ぼすだけで自身に利益になるものではない。中国は中国企業の合法的な権益保護に向けあらゆる措置を取るだろう」と話した。