韓国旅客機の頻繁な故障・遅延…国土交通部、「問題発生の航空会社」の点検へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.06.24 06:54
韓国政府が旅行シーズンを控え、航空機の故障や遅延運航が繰り返されている国籍航空会社を対象に、無制限の特別安全点検に乗り出す。最近、ティーウェイ航空と大韓航空で相次いで安全事故が発生し、消費者が大きな不便を強いられた。
今月22日、仁川(インチョン)国際空港を出発し、台湾の台中空港に向かっていた大韓航空KE189便の旅客機は、「与圧システム(航空機内部の圧力を調整する機能)」の異常で緊急着陸した。該当航空便の出発が19時間ほど延期され、乗客のうち15人が病院に運ばれた。この航空機は離陸して約50分が過ぎ、済州道(チェジュド)上空で与圧システムの異常メッセージを確認し、引き返しを決めた。民間航路追跡会社フライトレーダー(FR)24によると、当時3万フィート(9144メートル)上空にあった同航空機は1万フィート台まで急降下した。この過程で乗客18人が不便を訴えたと伝えられた。