【社説】復元された朝ロ軍事同盟…さらに重要なのは韓中関係
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.06.21 15:27
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とウクライナのプーチン大統領が19日に署名して20日に公開された新しい条約に基づき、朝ロ関係が近ければ1996年、長ければ1961年水準に回復したという評価が出ている。「有事自動軍事介入」条項が61年の朝ソ条約とほとんど似た文言で復活したからだ。朝ロは今回の首脳会談で両国関係が数段階「カンタムジャンプ」をしたと宣伝しているが、国際社会がみれば歴史の流れを戻す退行だ。
朝ロの「包括的な戦略パートナーシップ関係に関する条約」全文をみると、第4条に61年の条約に含まれた有事自動軍事介入条項がある。変わった点は軍事援助提供の根拠に「国連憲章第51条と北朝鮮とロシアの法に準じて」という文言が入ったことだ。国連の制裁を無視してきた国家が国連と法に言及し、国際社会が冷笑する事件だ。