【社説】朝ロ首脳の「危険な取引」、国際的孤立を自ら招くだけ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.06.20 14:29
北朝鮮とロシアが国際社会の憂慮にもかかわらず、軍事同盟を骨子とする包括的戦略パートナーシップ協定を締結した。プーチン大統領は金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との拡大会談および単独会談を行った後、「きょう署名した包括的パートナーシップ協定は何よりも協定当事者のうち一方が侵略を受ける場合、相互支援を提供する」と明らかにした。これは北朝鮮とソ連が冷戦時代の1961年に締結した「朝ソ友好協力相互援助条約」(朝ソ同盟条約)に盛り込まれた「有事自動軍事介入条項」の復活という解釈が出ている。
ウクライナと戦争中のロシアに北朝鮮が武器を提供し、ロシアが対北朝鮮制裁を崩すことを主導しているという理由で、国際社会は2人が会うこと自体を「危険な取引」として注目してきた。ところが密着を越えて軍事分野で一体のように対応し、軍事技術協力にすると堂々と示威し、憂慮が現実になった。したがって北朝鮮がロシアへの武器支援を拡大し、北朝鮮の偵察衛星打ち上げなど軍事分野でロシアがより一層積極的に行動するという懸念が強まった。