金正恩氏とプーチン氏、武器・貿易・金融まで「悪い供給網」で手を組む
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.06.19 07:28
ロシアのプーチン大統領の24年ぶりの北朝鮮訪問をめぐり国際社会の最大の関心事は朝ロ間の軍事協力だ。北朝鮮がロシアに砲弾や弾薬など在来式武器提供を強化する代わりにロシアが北朝鮮に大陸間弾道ミサイル(ICBM)、原子力潜水艦、人工衛星など先端軍事技術を支援するのかどうかだ。これは北東アジアだけでなく、世界の安保秩序にも相当な波紋を呼び起こす事案であるためだ。ひとまずプーチン大統領の18日の労働新聞への寄稿でこれに対する具体的な言及はしなかった。ロシア大統領府のウシャコフ補佐官の17日の説明の通りこの問題は19日に予定された両首脳の1対1の非公式会談で話し合われると予想される。
ただ現在まで今回の会談に臨む両首脳の傍点はそれぞれ違ったところに付けられているとみられる。戦争3年目を迎えるプーチン大統領の当面の課題は北朝鮮の在来式武器支援強化を引き出すことだ。ウクライナ国防省は18日、英国・ウクライナ国防省合同カンファレンスで、北朝鮮は122ミリメートル放射砲弾と152ミリメートル自走砲弾180万発をロシアに支援したと明らかにした。これはロシアが使った全砲弾のうちイランの支援を受けた極めて一部を除けば北朝鮮がほぼ40%を占める規模だ。