【コラム】トランプ氏が再び大統領になるならば?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.06.16 11:45
トランプ候補の交渉スタイルはとても高い金額を先に提示して先手を打つことだ。相手が値引きを求めるのをわかっているためだ。そのため韓国の実務交渉戦略がとても重要になるだろう。米国側がある程度満足するくらいは出すが、在韓米軍の持続的駐留の約束に加えて韓国が米国から追加で受け取る事案をしっかり整理しておかなければならないだろう。例えば、ポンペオ元国務長官やコルビー元国防次官補は韓国が日本のようにプルトニウム再処理技術やウラン濃縮技術を確保することに反対する理由はないと明確にした。
もし米国が満足するほどの分担金引き上げに至らなかったと考える場合、米軍縮小の可能性を排除できないだろう。9カ月ごとに循環配備される米軍旅団約6000人が新たに転入配備されなければそれだけ実質的に縮小されるだろう。米国議会が米軍縮小を制限する国防授権法などの法的装置を用意したが大統領がその気になれば無理に縮小する道はあるということだ。在韓米軍の完全撤収の可能性は現実的に低いとみるようだった。