【韓半島平和ウォッチ】新たな挑戦の東アジア…韓日協調案を模索しよう(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.06.14 14:56
先月27日、ソウルで韓日中首脳会談が開かれた。2019年に第8回会談が中国で開催されて以来およそ4年5カ月ぶりに再開されたこの会談に対し、外交部や一部の専門家は3カ国協力の「正常化」または「復元」という意味を付与した。しかしこうした評価は先月の首脳会談が従来とは性格が異なるという事実を見えなくする。今回の会談は正常化や復元という意味もあるが、「日本問題」から「中国問題」に転換された東アジアの情勢が反映された側面が強い。
新型コロナの影響などで会談が開催されない間、米中覇権競争は加速化し、韓国人徴用者問題をめぐる最悪の韓日葛藤はようやく改善の糸口が用意された。また、ロシアのウクライナ侵攻で韓米日と朝中ロの対立構図が形成されるなど、東アジア地域情勢には顕著な変化が生じた。もう帝国主義時代の否定的な遺産処理に関連した日本問題の時代は過ぎ、未来の覇権をめぐる葛藤の処理に関連した中国問題が東アジア地域の中心事案として定着したのだ。