轟音の後、仏像頭部の装飾が落下…「国宝」抱える扶安寺院“ヒヤリ”=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.06.13 10:45
12日、全羅北道扶安(チョルラブクド・プアン)で発生したマグニチュード(M)4.8の地震で扶安来蘇寺(ネソサ)の大雄宝殿(宝物)など近隣の国家遺産にも被害が発生したがすべて軽微な水準にとどまったことが確認された。
国家遺産庁はこの日午前8時26分に発生した地震により、午後4時を基準として国家指定遺産や市道指定遺産の被害がそれぞれ3件ずつ計6件確認されたと明らかにした。来蘇寺大雄宝殿の場合、屋根の垂木の間に塗った土(仰土)の一部が落ちて栱包(軒先の重さを支えるための構造物)の一部が本来の位置からややずれた。来蘇寺一帯では塀を構成していた石の一部が落下した。今年1月に国宝に指定された扶安来蘇寺銅鐘(高麗時代)は今回の地震では被害を受けなかったことが確認された。