「核拡張」議論拡散か…米NSCに続き国防総省「核柔軟性開いておく」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.06.11 17:34
米国家安全保障会議(NSC)に続き米国防総省でも米国が30年以上持続してきた「核軍縮」政策が「核拡張」政策に転換される可能性が提起された。中国との覇権競争が加速化する状況で発生したロシアのウクライナ侵攻、朝中ロの密着に対応するために核兵器拡張が避けられないという現実的な考慮が作用したという分析が出ている。
リチャード・ジョンソン米国防次官補代理(核及び大量破壊兵器対策担当)は10日、韓国国立外交院と戦略国際問題研究所(CSIS)がワシントンDCで共同主催した「韓米同盟強化対話」セミナーで、「国防総省の観点から米国の最善は拡大抑止を継続し、核を含むあらゆる戦力配備の柔軟性を開いておくだろう」と話した。その上で「すべての外交手段は抑止力によって裏付けられるということを見せなければならない」と付け加えた。