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【グローバルアイ】エヌビディアCEOジェンスン・フアンのキーノートを見返す中国と韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.06.11 13:05
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「1000ドルのパソコンに500ドルのGeForceグラフィック処理装置(GPU)を追加すれば性能が飛躍的に向上します。データセンターも同じことです。10億ドル規模のデータセンターに5億ドル相当のGPUを加えればあっという間に人工知能(AI)工場になります」。

2日午後、台北の国立台湾大学体育館。6500人の聴衆の前でAIの駆動原理を説明したエヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は営業社員に変身した。

 
「速度は100倍速くなるが費用は1.5倍増加します。さらに多く(エヌビディアのGPUを)購入するほど、あなたはもっと多くのお金を節約することになります。正確ではないけれど、ぴったり当てはまるCEOの算法です」。

この日フアンCEOの英語講演「新しい産業革命の夜明け」はユーチューブで生中継された。中国は例外だった。エヌビディアは行事後に韓国語、中国語、日本語の字幕をサービスした。1週間で500万人以上が視聴した。

ハイライトは2026年に発売するコードネーム「ルビン」を紹介する時だった。台湾TSMCなどパートナー企業を限界まで追い込んで作ると話した。天体の回転速度を計算して暗黒物質を発見した米国の天文学者ルビンの名前を取って今年の末に発売する「ブラックウェル」と連結した。

市場は歓呼した。講演翌日にエヌビディアの株価は4.9%急騰した。時価総額は3兆ドルを突破した。ブルームバーグは米国のマイクロソフト、エヌビディア、アップルの3社の時価総額9兆2000億ドルは中国証券取引所の全時価総額9兆ドルを抜いたと集計した。フアンCEOの資産は117億ドル台に増えた。世界13位の資産家になった。

この日フアンCEOはオムニバース、トークン、物理的AI、ロボティクスなどの未来を話した。台北の知人は「台湾はこのごろ両岸問題に関心がなくすべてエヌビディアとAIに夢中だ。半導体関連企業が固く団結し世界の半導体の大物らとのネットワーキングに没頭した」と現地の雰囲気を伝えた。

中国はいらだっている。5~7日に南京で「2024世界半導体大会」を開いた。台湾国際コンピュータ見本市に対抗する行事だ。参加企業は昨年の300社から200社に減った。インテルとクアルコムのトップは台北を選んだ。さらに両岸を分けたフアンCEOの世界AI地図にも当局は何も言えなかった。

韓国企業のオーナーはタイミングを逃した。韓国発ニュースのトップは議政活動の対立と風船攻防などが占めた。AIの新世界を主導するフアンCEOのキーノートをずっと見返させる理由だ。

シン・ギョンジン/北京総局長

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