【コラム】悪天候か、暗殺か…陰謀説に揺れるイラン政治(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.28 16:11
19日の日曜日、イランのエブラヒム・ライシ大統領を乗せたヘリコプターがイラン東アゼルバイジャン州の山林保護区域に墜落した。この事故でライシ大統領のほか、同乗者のアブドラヒアン外相、ラフマティ東アゼルバイジャン州知事、ハーシェムタブリーズ金曜礼拝導師が命を失った。ライシ大統領はアゼルバイジャンのアリエフ大統領と共に両国の国境の川に建設された水力ダムの竣工式を終えて帰る途中だった。
イランは5日間の哀悼期間を宣言して「殉教者」葬儀をした。事故の原因はまだ調査中だが、イランメディアは現在までライシ大統領ら搭乗者7人全員が死亡した事故で犯罪行為の証拠は見つかっていないと報じた。予備調査の報告書によると、ヘリコプターが「高い地域でぶつかった後に火が出た」という。ヘリコプターの残骸からは銃で撃たれた痕跡は見つからなかった。ただ、調査を完全に終えたのではなく綿密な調査を進行中だと、イラン当局は明らかにした。仮に不純な外部勢力が介入したとすれば決して黙過しないという強い意志を表明した。