【社説】中国、韓日中首脳会談にまで灰をまく北朝鮮の実態を直視すべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.28 13:31
韓日中の首脳が昨日、3カ国首脳会談で「韓半島(朝鮮半島)と北東アジアの平和・安定・繁栄が共同の利益であり共同の責任」ということに合意した。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と日本の岸田文雄首相、中国の李強首相は昨日の3カ国首脳会談で3カ国間協議体運営の制度化などを含む38項目の共同宣言を発表した。
しかし関心を集めた北朝鮮の核問題に関しては期待に及ばなかった。「我々は域内の平和と安定、韓半島非核化、拉致被害者問題に対する立場をそれぞれ再強調した」というのが全部だ。会談を控えて韓日両国では「韓半島非核化は共同の目標」という文言が共同宣言の草案に含まれたという話が出ていた。中国の反対で最後にこの表現が抜けたのだ。3カ国首脳が会談後の記者会見でも、尹大統領と岸田首相が韓半島の安定のために北朝鮮の非核化に言及した半面、李強首相は「韓半島問題の政治的解決」「関連側の自制」を注文した。安保脅威の原因を提供した北朝鮮に対する警告どころか、韓日の自制を要求するような姿を見せたのだ。