韓国原発、欧州橋頭堡を確保しろ…30兆ウォンのチェコ原発受注戦に総力(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2024.05.25 12:44
3月、韓国とチェコ原発建設事業をめぐり競合するフランスのマクロン大統領が突然チェコを訪問した。事業者選定を控えて大統領が自らセールスに入ったのだ。これが伝えられると、韓国水力原子力(韓水原)を筆頭とする韓国の原発輸出チーム「チームコリア」も慌ただしくなった。チームコリアの一員、斗山(ドゥサン)グループの朴廷原(パク・ジョンウォン)会長も動き出した。朴会長はチェコに向けて出国し、13日(現地時間)、プラハのジョフィン宮殿で「斗山パートナーシップデー」を進行した。
チェコ政府の関係者と現地企業およそ100社が参加した席で、朴会長は韓国が受注すれば原発の核心部品タービンを155年の伝統を誇るチェコの国民企業、斗山シュコダパワーで生産すると約束した。同社のタービン関連の現地協力会社は約30社にのぼる。原発建設を韓国に任せれば開発の利益がチェコの企業・国民に生じるという点を強調したのだ。