【時論】北朝鮮の韓国在外公館テロ警報、グレーゾーン挑発への対応を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.21 15:51
北朝鮮が最近、中国と東南アジア・中東などで大韓民国の公館と国民を対象に危害を加える兆候が情報当局に捕捉され、緊張が高まっている。政府は直ちにテロ対策実務委員会を招集し、カンボジア・ラオス・ベトナム駐在大使館、ウラジオストク・瀋陽総領事館の在外公館5カ所のテロ警報を「関心」から「警戒」へと2段階引き上げた。北朝鮮のテロの脅威で在外公館に対する警報が引き上げられたのは2010年3月の北朝鮮による韓国哨戒艦「天安」爆沈以来14年ぶりだ。
北朝鮮はキューバ・イラン・シリアと共に米国が指定したテロ支援国リストに入っている。北朝鮮が1988年1月に初めてテロ支援国リストに入ったのは韓国と密接な関係がある。1983年のアウンサンテロ事件(ラングーン事件)、1987年の大韓航空858機爆破事件が直接的な原因になったからだ。2008年に一時解除されたが、2017年に再指定されてから現在まで毎年リストに含まれている。