【コラム】8年ぶりにまた崩れた韓国「サイバー休戦ライン」…ハッキング再発防げず(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.16 13:29
当初はハッキング自体を否認した。内部網と外部網は離れているためハッキングは不可能だという理由だった。しかしその後ハッキング事実を認めながら、流出した情報は大したものではないと釈明した。結局、大量の重要情報が流出したことが明らかになった。11日の政府合同調査で確認された北朝鮮の裁判所ハッキング事件の話ではない。2016年に公開された国防網ハッキング事件でも「否認→釈明→認める」という同じ過程があった。8年後に「サイバー休戦ライン」がまた崩れた。
国防網と裁判所網のハッキング事件は非常に似ている。国防網、裁判所網は情報を保護しようと内部情報のためのイントラネット(内部網)をインターネット(外部網)と切り離している。内部網は外からは絶対に進入できないと自信を見せていた。しかし国防網の場合、作業者がアップデートを容易にするためワクチン中継サーバー一つを外部網と連結したのが問題になった。規定違反だった。執拗な北朝鮮ハッカーがその隙に食い込んだ。裁判所網のハッキングは内部網と外部網を同時に使用するPCが発端になったと推定される。