バイデン氏の「スーパー関税」にもトランプ氏「足りない」…中国叩き競争
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.16 08:47
11月の米国大統領選挙で再激突するバイデン大統領とトランプ前大統領が競争するように「中国叩き」をしている。バイデン大統領が14日に中国製電気自動車の関税を現行の25%から100%に引き上げするなど「関税爆弾」を持ち出したのは前任のトランプ政権で起きた米中の第1次貿易戦争に続き第2次貿易戦争の火ぶたを切ったものという見方が出ている。「アメリカ・ファースト」を前面に出し保護貿易主義を露骨化しているトランプ前大統領との競争を意識したものという分析だ。
電気自動車が25%から100%、鉄鋼・アルミニウムが0~7.5%から25%、汎用半導体が25%から50%などバイデン政権が発表した関税引き上げ方針に対し、トランプ前大統領はこの日「足りない」という反応を見せた。セックススキャンダル口止め事件の刑事裁判に出席するためニューヨークの裁判所に出頭し取材陣と会ったトランプ前大統領は、バイデン政権の関税引き上げ措置に対する質問に「他の自動車にも同じ措置を取らなければならず、他の多くの品目も同じようにしなければならない」として拡大適用を主張した。