【コラム】時代遅れのリーダーシップスタイルが危機の一つの軸=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.15 15:53
4・10総選挙で野党が大勝し、与党が惨敗した後、世代談論が拡大している。嶺南(ヨンナム、慶尚道)・湖南(ホナム、全羅道)地域変数を固定と見なし、世代の特性が今後の選挙を左右するという見解だ。高齢化による産業化世代の自然減少で保守性向の有権者が減るという。半面、産業化以降の世代は60代に入ったが、40、50代までを含めて進歩性向が強いということだ。さらに若い世代がどう分化するかという点を残りの変数に挙げる。
世代論には罠がある。多数集団を特定の政治性向で束ねるのは問題だ。2022年大統領選挙当時、わずかな差だったが尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が当選したのをみると、世代論だけで選挙傾向を予測するのは無理がある。同じ世代でも経済的な状況などが千差万別であり、誰がどんな基準で投票するかは分からない。