好調な韓国企業も苦戦する地…日本をひっくり返しそうな韓国のスタートアップ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.08 08:31
ビッグテックの動きは日本に進出する韓国のスタートアップにも機会だ。グローバルブレーンのイ・ギョンフン韓国代表は「日本のサービス型ソフトウエア(SaaS)市場は大きい方というが、まだもっと大きな余力が残っている」と話した。だが忘れてはならない。日本市場はクーパンやベミンが莫大な費用を注ぎ込んでも定着に失敗した市場だ。むやみに行くべきではないということをみんな知っている。それならだれが生き残れそうか。韓日VCが見る競争力のある企業を分析してみた。
企業消費者間取引(B2C)プラットフォームが主にユニコーン隊列に上がった韓国と違い、日本のユニコーンはほとんどが企業間取引(B2B)SaaS企業だ。KOTRAによると、昨年日本のスタートアップ投資金額上位10社のうち6社がディープテック、4社がSaaS企業だ。B2Cプラットフォームはマーケティングに多くの費用がかかるが、日本でそれほどの大きな投資ができるファンドが多くなかったためだ。このためスタートアップも自ら収益を創出しなければならなかったが、これらの製品を使うのは結局大企業で、B2Bスタートアップが大きくなった。日本市場に投資したVCが注視しているスタートアップもSaaS企業が多い。日本の大企業はSaaSに対する支払いの意思が大きい。