「こじき食」を食べようと長蛇の列…中国の経済不振で青年たちが「ケチテク」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.06 08:32
中国上海で会計として働いているマギー・シューさん(29)は毎日のランチを近くの国営飲食店で取っている。10~15人民元(約210~317円)出せば、十分お腹を満たすことができるほどの料理が皿いっぱいに出てくる。国家支援を受けている国営飲食店の主要利用客は主に高齢者だが、最近では若い高所得会社員が長蛇の列に並ぶ光景を簡単に目にすることができる。シューさんはニューヨーク・タイムズ(NYT)とのインタビューで「こうしてでもお金をもっと節約して貯蓄してこそ安全だと感じる」とし「未来に対する不安を払拭することができない」と吐露した。
不動産危機や高い青年失業率などで中国経済が深刻な不振に直面している昨今、若年層の間では衣食住全般にわたって「超格安消費」が続いている。低価格メニューでおかわり自由の国家支援国営飲食店に消費が集中していて、最小限のお金でご飯が食べられる「こじき食」の人気もうなぎのぼりだ。今年の年頭から続くこのような超格安消費ブームによってデフレーション(景気低迷中の物価下落)を圧迫する定数になっている。