オーストラリアのシドニー郊外にあるショッピングセンターで１３日、無差別に切りつける通り魔による犯行で６人が死亡した。

ＡＰ通信など外信によると、事件はシドニー東部郊外にあるウエストフィールド・ショッピングセンターで起きた。サウスウェールズ警察は会見で、犯人の男がショッピングセンターにいたところ午後３時ごろに去ったが２０分ほど後に凶器を持って戻ってきたと説明した。

男は４階で９人を相次いで凶器で襲い、５階に移動しようとしたところを、通報を受けて出動した警察官の銃に撃たれて死亡した。デイリーメールは「犯人を狙撃した英雄は女性警察官だった」と明らかにした。

警察は「出動した警察官が容疑者を逮捕しようと追いかけたが、犯人が方向を変えて凶器を突きつけたので銃を発射した」と説明した。

警察は今回の凶器攻撃によりショッピング客６人が死亡し犯人も死亡したと確認した。また、子どもを含む８人が近くの病院に搬送されたと説明した。

警察は今回の事件を単独犯行とみてこれ以上の脅威はないとした。現時点で犯人の身元に関する情報はなく、犯行動機に関する手がかりもない状態だという。

警察は現在経緯調査が始まったばかりだとし、テロの可能性も排除しないと明らかにした。

犯人の攻撃が始まった後、数百人のショッピング客は警報機が鳴ることもなく右往左往しながら身を守ったと現地メディアは伝えた。

今回の事件で数百人が避難する騒動が起きた中で現在まで韓国国民の被害はないことがわかった。韓国外交部当局者はこの日「現在まで確認された韓国国民の人命被害はない」と明らかにした。