PCA「韓国政府、メイソンに3203万ドル賠償」判決
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.12 14:54
2015年のサムスン物産・第一毛織合併をめぐり米国系ヘッジファンドのメイソンキャピタルが提訴した事件で、常設仲裁裁判所(PCA、オランダ・ハーグ)が11日、韓国政府に3203万ドル(約438億ウォン、約49億ドル)と遅延利子の支払いを命じた。
韓国法務部によると、PCAはこの日、メイソンが請求した国際投資紛争解決手続き(ISDS)事件で韓国政府の賠償金・遅延利子の支払いを命じた。サムスン物産1株あたり第一毛織0.35株と提示された合併比率は、サムスン物産の株主に不利である点を知りながらも、韓国政府が国民年金などに不当な圧力を加えたというメイソン側の主張が一部受け入れられた結果だ。合併当時、メイソンはサムスン物産株2.18%を保有していた。