【コラム】階層・国家間で貧富の差拡大、テロ組織も金が優先(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.02 13:53
先月22日の金曜日午後8時ごろ、モスクワ北西側のクラスノゴルスクに位置したクロッカスシティーホール音楽公演会場でテロが発生し、144人が死亡、360人以上が負傷した。極端主義テロで悪名高いイスラム国(IS)は今回のテロを自らの犯行と明らかにした。米国はテロ発生の可能性をロシアにあらかじめ伝えたと主張し、ロシアと戦争をするウクライナは今回のテロと無関係だと強調した。事件発生後、ロシア当局は主犯4人、共犯8人の計12人のテロ犯を逮捕し、取り調べに入った。
事件発生3日目の先月25日、ロシアのプーチン大統領は「急進イスラム主義者」が主犯としながらも、誰が今回のテロで利益を得るのかと反問した。ウクライナにも責任があることを暗示したのだ。ロシア政府は数日後、ウクライナから「相当な金額と暗号通貨を受けた」犯人が残金を受けるためウクライナに向かうところ捕まったと明らかにした。結局、ウクライナが急進イスラム主義者を買収してロシアにテロ攻撃をしたという主張だ。