韓国、きょうから看護師も一部医師業務…医協「不法医療」反発
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.03.08 09:31
韓国政府が7日、看護師が一時的に医師を代替できる医療行為98種類を具体的に提示した。前日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が「診療支援(PA)看護師は専攻医の業務空白を埋めて法的に確実に保護されるようにする」と発言したことに続く措置だ。医師団体は「看護師を不法医療行為に動員して医療を没落させる」と反発した。
保健福祉部がこの日公開した「看護師業務関連モデル事業補完指針」によると、8日からすべての(一般・専門・専担)看護師が応急状況で心肺蘇生術を行ったり応急薬物を投与したりすることができる。専門看護師は追加資格試験を通過した看護師、専担看護師は俗に言うPA看護師のことだ。彼らは診断書や手術同意書の草案を書くことができて、検査・薬物も処方することができる。X線の撮影や代理手術、全身麻酔、専門医薬品の処方、死亡診断などを除き、さまざまな行為が可能になった。専門看護師なら重患者の気管挿管、中心静脈管の挿入、脳脊髄液の採取なども行うことができる。どれも専攻医が主に行っていた医療行為だ。管理・監督不備によって医療事故が起きれば機関長が最終法的責任を負う。