韓国、所得差で教育費二極化…私教育が階層移動はしご断つ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.03.06 10:53
昨年、上の子が中学校に入学し、有名学習塾が集まるソウル大峙洞(テチドン)に引っ越しをしたイさん(45)は月給(700万ウォン、約78万円)の半分を私教育費に使う。国語・英語・数学は基本で、科学教室、ピアノ教室にも送っている。イさんは「所得は少ない方でないが、2人の子どもの塾代と融資の返済で事実上残るものはない」とし「それでも習わせるしかないのは、周囲の家庭がみんなこの程度は習わせているため」と話した。
高所得層が子どもを多くの塾に通わせ、所得差による教育費格差が広がっている。医学部をはじめとする上位圏の大学で高所得層の子どもが占める比率も高まった。このため「私教育の二極化が階層移動はしごを断った」という解釈も出ている。