韓国の大学病院で救急室の受付中断…当てのない待ち時間が始まった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.20 08:05
19日にソウル大学病院、セブランス病院、サムスンソウル病院、ソウル峨山(アサン)病院、ソウル聖母病院の主要5病院の専攻医が集団辞職に突入した中で、救急患者を中心に混乱が大きくなっている。「医療大乱」を心配する市民はこの日早朝から病院を訪れたが、担当できる専攻医が病院にいないため引き返すケースもあった。20日の本格ストに先立ちこの日から専攻医のうち一部が勤務を中断したソウルのセブランス病院救急室は午前11時から患者を受け入れられなくなった。釜山(プサン)大学病院、全南(チョンナム)大学病院など地方の大型病院でも辞職が相次いでおり、韓国政府は全専攻医を対象に「診療維持命令」を発令した。
セブランス病院にはこの日午前早くから患者の列ができた。病院3階の受付窓口が開く前の午前8時に外来受付で待つ人は30人を超えた。「子どもが目を負傷して手術を受け外来を予約した」というキムさん(30)は「これすらも取り消されないかと思い7時から待っている」と話した。