FBI局長、ミュンヘンで「中国による米国インフラサイバー攻撃急増…AIが増幅」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.19 15:33
中国が米国のインフラ(基盤施設)を狙った前例のない規模のサイバー攻撃を準備中だと連邦捜査局(FBI)のクリストファー・レイ局長が警告した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)などによると、レイ局長は18日(現地時間)、ドイツで開かれたミュンヘン安全保障会議で「米国の主要インフラネットワークにマルウエア(悪意のあるコード)を感染させようとする中国の動きの規模が以前よりも大きくなった」とし「これは国家安保に深刻な脅威となっている」と述べた。
レイ局長は中国が背後にいるのではないかとみられるハッカー集団「ボルト・タイフーン(Volt Typhoon)」を事例に挙げた。あわせて「中国の支援を受けているハッカーが米国の核心インフラを麻痺(まひ)させるためにいつでも実行できるマルウエアを配置している」とし「米当局に摘発された中国発サイバーハッキングは氷山の一角」と説明した。