【社説】「司法リスク」脱したサムスン電子会長…新事業と競争力確保に専念を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.06 16:38
経営権違法継承に向けた「不当合併、会計不正」疑惑事件で3年5カ月にわたり裁判を受けてきたサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長が、きのう資本市場法上の不正取引行為、相場操縦、業務上背任などを含むすべての容疑に対して無罪を宣告された。検察は李会長に懲役5年と罰金5億ウォンを求刑していた。共謀容疑を受けていた崔志成(チェ・ジソン)元サムスングループ未来戦略室長とサムスングループ核心関係者ら13人にも全員無罪が言い渡された。
この事件は検察が大検察庁(最高検)捜査審議委員会の捜査中断と不起訴勧告に従わない初めての事例だった。だが関連者全員が無罪判決を受け、過度で無理な検察捜査により企業活動を制約したという批判を避けることができなくなった。今回の判決により李会長とサムスングループは「司法リスク」を払いのけて企業経営にまい進できるようになった。