【社説】2年連続で新年会見を回避する尹大統領、これで疎通できるのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.05 12:01
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が結局、今年も新年記者会見を省く。尹大統領は、大統領室担当記者らを対象にした生中継会見の代わりに、7日、KBSとの単独対談の形で懸案に対する立場を明らかにするという。それさえもKBSの対談も生中継ではなく、4日に撮影して放送する録画放送だ。尹大統領は昨年も、新年会見を朝鮮日報のインタビューに代替した。多数の報道機関と共同会見を行うことになれば、困った突発質問を受ける恐れがあるので、尹大統領が「対応しやすい報道機関」だけを選ぶという批判が出ている。
実際、尹大統領は2022年8月就任100日会見以降、18カ月間開かれた放送会見を行っていない。記者団との公開問答も2022年11月のドアステッピング中止以降、一度もない。昨年5月の就任1周年の時も、公開記者会見は省いた。単なる数値だけを比較すると、在任時期に野党から「不通政権」だと猛烈な攻撃を受けた朴槿恵(パク・クネ)・文在寅(ムン・ジェイン)前大統領よりもメディアに対する公開接触頻度が少ない。