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<アジアカップ>マレーシア代表の158センチFW選手、韓国DF金玟哉をかわして得点…「サッカーは何が起きるか分からない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.01.26 14:53
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サッカー韓国代表を相手に引き分けたマレーシア代表のFWファイサル・ハリム(セランゴール)が自国のファンから激励の声を受けている。金判坤(キム・パンゴン)監督が率いるマレーシア代表は25日(日本時間)、アジアサッカー連盟(AFC)アジアカップグループリーグE組最終第3戦で韓国代表と3-3で引き分けた。

ユルゲン・クリンスマン監督(ドイツ)はローテーションを稼働せず、主将・孫興慜(ソン・フンミン、トッテナム)、李康仁(イ・ガンイン、パリ・サンジェルマン)、金玟哉(キム・ミンジェ、バイエルン・ミュンヘン)など主軸メンバーを先発で起用した。

 
158センチのハリムはこの日、マレーシアの攻撃の先鋒に立ち、韓国の攻勢の中でも試合を引き分けに持ち込んだ。俊足と豊富な運動量で休まずに前方でプレスをかけ、韓国選手のミスを誘発して得点した。

マレーシアは試合序盤に激しい守備で韓国の攻撃を阻止した。李康仁がボールを持てばタックルで防ぎ、孫興慜がドリブルを始めれば選手2、3人がくっついて肉弾防御した。鄭優営(チョン・ウヨン、シュツットガルト)はこうした厳しい流れを破って前半21分、李康仁のCKを頭で合わせて得点した。

しかしマレーシアは後半に入って反撃を仕掛けた。後半6分、黄仁範(ファン・インボム、ズベズダ)が自陣でハリムにボールを奪われた。ハリムはすぐに韓国のペナルティエリアまでドリブルし、金玟哉をフェイントで数回かわし、GK趙賢祐(チョ・ヒョンウ)までもかわして同点ゴールを決めた。

ハリムが韓国最高のDF金玟哉に臆することなくプレーする姿は自国のファンにも深い印象を残した。金玟哉は前の試合でヨルダン代表のFWムーサ・アルタマリ(モンペリエ)が1対1の攻撃で一度も突破できないほど強い守備力を見せたが、ハリムの動きには対応できなかった。

マレーシア英字日刊紙ニュー・ストレーツ・タイムズは「体が小さいハリムは『巨人』韓国を刺すために小さなハチのようにブンブン飛び回って隙を突いた」と伝えた。

マレーシアメディアは、2敗してグループリーグ敗退が決まっていたにもかかわらず韓国を相手に善戦したとして代表チームを激励する雰囲気だ。

金判坤(キム・パンゴン)監督も試合後の記者会見で満足感を表した。金監督は「韓国代表は直前のワールドカップで16強に進出したFIFAランキング23位のチームで、イングランドプレミアリーグと独ブンデスリーガーでプレーする選手たちがいる」とし「苦戦したが、後半には我々がスコアをひっくり返した。立派な結果だった」と評価した。

ハリムは試合後、自国の取材陣に「サッカーでは何が起きるか分からない。私はただ最善を尽くそうとした。みんなが責任感を持ってプレーし、よく頑張った」とし、チームメートと金監督を称えた。

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